**ズミクロン35mm/2.0の説明*************
 M型第2世代(1970頃)のツノ付きズミクロン。正直あまり気に入らなかった。何が気に入らなかったのかと言うと、まずはカラーバランス。ここは単に好みの問題だし、たいした問題ではないのですが、単に好みでありませんでした。それと、写りが良すぎるというか、とてもリアルな描写でゴムはゴムらしく金属は金属らしく写るという、質感描写がもの凄いのですが、それがかえってうざったく「どうだ、凄いだろう」というレンズの力に圧倒される感じでした。
 色味も渋く、これもまた好みでは無かった。もっと透明感がある方が好きだ。カール・ツァイスの方が自分には合っているのかもしれないが、ライカ・マウントのツァイス・レンズなんてほとんど無い(欲しいと思っている人たくさんいるだろうな)。
 ツァイスは理想主義、ライカは現実主義と言う人がいたらしいですが、本当にそうなのでしょう。 シャープなのは歓迎ですが、リアルすぎる描写にはまいりました。それとピーカンよりも日陰や曇りの日の方が得意なレンズというのも、また好みでない。ピーカンで撮るの好きですからね。
 結局、1か月もせずに手放したのですが、さすがに凄いなと思うことのあるレンズです。ただ、その凄さも自分が写真を残す場合、欲しい性能かと言うと違ったんですよね。
 ライカ・ミニルックスの写りは好きだけど本家のMマウント・レンズは好きになれなかったチョコレートスキーでした。最新型のレンズなら、もっと気に入るのかも知れませんが、レンズの性格なんてそう変わるものでもないだろうし、わざわざ高い金だして買うよりは、別のレンズを買った方が良い気がします。
 ただ、ライカは高く買っても高く売れる。値落ちもあまりしないので、買い物自体のリスクは他のカメラ、レンズより少ないのかもしれません。
 白黒では撮ったことがありませんが、現代のレンズでは味気ない白黒写真もきっとこのレンズならいい味を出すと思います。