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| 元々、子供の時からカメラは好きだった。家にあったオリンパスのSPというレンジファインダーのカメラをフィルムも入れずにシャッターを切ったりピントをあわせたりしていたのを覚えている。その後、中学生になった一眼レフが欲しくなって親にねだってみたら成績が上がったら買ってやると言われて、がんばったものの成績は思うように上がらず(笑)、結局マイカメラを手に入れることは出来なかった。 それから数年が過ぎ、大阪の美術専門学校に行き、そこでカメラマニアの先生の出会って、押さえつけていたカメラ欲がちょこっと目覚め出す。でも、その先生から古い名もないドイツ製のカメラを売ってもらっただけで、さほど写真に熱中する訳でもなかった。他の生徒や友人の方がより影響を受けて中には中盤カメラにまで手を出しているのもいた。僕は、その頃月の生活費が8万円だったので正直カメラどころではなかったし、そもそも写真をやる為にこの学校に入った訳でもなかった。 そういえば、その頃親のペンタックスの1眼レフを借りていたが、それで街に出て写真を撮るということは一度もなかった。せいぜい自分の描いた油絵やシルクスクリーンの作品を、撮影するくらいだった。 その学校を卒業して一応、社会人になる訳だが、就職などはせずにずっとプータロー生活だった。それでも、学生の時よりは生活に余裕ができて(一気に豊かになって月に学生時代の生活費くらいの金額を服につぎ込んだりしていた。)カメラの1台や2台軽く買えていたはずだったが、それでもまるでカメラに関心が無かった。でもある日、某百貨店でオリンパス35という小さなカメラがJRの忘れ物品として3000円で売っていた。あまりの安さに驚いて、衝動買いしてしまったのだけど、思えばこれが僕のカメラ病の始まりだった。せっかくカメラを買ったのだからと、色々と写真を撮ってみた。でも、なぜかそのカメラではカラーフィルムを入れず白黒ばかりを撮っていた。今でもそうだけど、ネガのカラーはあまり好きでは無い。その時からネガの写りが気に入らず白黒フィルムを入れていたのだろうと思う。 それでも、カメラに夢中になるということはなくて時たま旅行に出かけた時にカメラを持ち出す程度だったように思う。で、その旅行なのだけど思いっきり足を延ばしてロンドンに行ったことがある。これがまた一つのターニングポイントなのだけど、この時の写真が結構良かったのだ。「良かった」と言っても、まぁ大したことはないのだろうけど、これまでと比較すれば、それなりに絵になる写真を撮れたと思っているし、その時の写真から「写真を撮りたい欲」に拍車がかかったのは間違い無い。 そのロンドンに持っていったカメラは白黒用にオリンパスとストロボ付きで安心して撮れるフジのコンパクトカメラだった。このフジのカメラは、今で言えば3500円で売っているような「写るんです」に毛が生えたようなものだったが、これに何を思ったか贅沢してポジフィルムを入れて撮影した。 で、ある程度写真に目覚めたものの、日本の風景はその頃はなかなか撮る気にはなれなかった。正直、美しいなとどはとても思えなかった。 なぜ、その時、自分が日本に風景を撮る気になれなくて、今は平気で退屈な風景にフィルムを何本も消費するようになったのかは、説明が長くなるので割愛させていただくが、少なくともロンドンに行って写真を撮ったことで自分が撮りたいものに目覚めたことは間違いない。 で、それからすぐにカメラが欲しくなったのかと言うとそういうことは無くて、不況のあおりをくらって学生時代以上の極貧生活をおくることになってしまう。 その後大阪から故郷の香川に戻るのであるが、お金の余裕ができて買ったものは車である(これがないと生活に支障をきたす)。そして、それが落ち着いてからようやくカメラ買いに乗り出すのだけど、いきなり買ったのがバルナック型ライカ3aである。少し古いカメラが欲しかったのと、ライカとはどんなカメラなのか興味があって買った。小さくてコンパクトで持ち運びに便利そうなのが良かった。四谷のガラクタヤというところが安かったので買った。ここの商品は安いなりに欠陥があるそうなのだけど、特に問題は無く写りも気に入っていた。ただ、マニュアル操作が面倒なのと、やはり失敗も多かったので友達に売った。 その金で買ったのがライカミニルックス。これは素晴らしいカメラでまた僕の写真好きに拍車をかけてしまった。下手な1眼レフのカメラよりも良く写り携帯性も良くてボディも格好良い。 しかし、このカメラに不満は無いものの、何年もこれ撮り続けていたら「これ以上のカメラだとどんな写り方をするのだろう?」という欲が出て、色々考えてライカマウントのレンズが使えるコニカ・ヘキサーRFを買った。 このRFを買うまでに、コニカC35とか、ミノルタのズームレンズ付きの110カメラとか、オリンパスPENとか、エクサ2Bなんてものも買ったけど、これらは自分の手元に長く定着することはなかった。自分にはコレクターの趣味が無いというか、あまり使わないカメラを所持するのは好きでは無い。これからも、何かカメラを買うだろうけど、それはあくまで自分に合ったカメラ探しの為でありできるだけ無駄に所持することはしたくない。カメラは使ってこそナンボ。死蔵はしたくない。レンズについても、同じで使わなかったり、自分のスタイルにあわない物はできるだけ持ちたくない。 それと書き忘れたけど、ロモLC−Aも持っている。このカメラについては、また別のページで。 今のところ欲しいのは中盤カメラなのだけど、何にしょうか悩んでいる。そもそも、中盤カメラは必要なのかどうかも悩んでいるのだけど、使ってみないと結論はでない。ここ一年くらい中盤カメラが欲しかったり、いらないと思ったりを行ったり来たりしている。 とにかく、こんな具合のチョコレートスキーのカメラ遍歴だ。 2001年某日 |
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